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「体力」がある人は、歳をとっても腎臓が元気?最新研究のご紹介

# 「体力」がある人は、歳をとっても腎臓が元気?最新研究のご紹介

こんにちは。わかな歯科です。
今日は歯科とは少し離れますが、患者さんの健康にも役立つ興味深い研究をご紹介します。2026年に筑波大学のグループが発表した「体力(有酸素運動能力)が高い人ほど、歳をとっても腎臓の機能が落ちにくい」という研究です。

## どんな研究?

腎臓は歳をとると誰でも少しずつ機能が落ちていきますが、そのスピードには個人差があります。今回の研究では、もともと腎臓の機能が正常だった茨城県近郊の中高年の方198人(平均61歳、女性が7割強)を対象に、5年間にわたって毎年腎機能を調べました。

同時に、自転車をこぐような運動テストで「有酸素運動能力(体力)」も測定し、体力の高さと腎機能の変化の関係を調べています。

## わかったこと

- **体力が高い人ほど、腎機能の低下がゆるやかだった**ことが確認されました。年齢や性別、体格、喫煙の有無などの影響を差し引いても、この関係は変わりませんでした。
- 体力が高いグループでは、5年間で腎機能が大きく(2割以上)落ちてしまうリスクが、体力の低いグループよりも低いという結果でした。
- 面白いことに、この関係は「シスタチンC」という血液検査の数値を使った場合にはっきり出た一方、一般的な「クレアチニン」を使った検査ではあまりはっきりしませんでした。これは、運動をしている方は筋肉量が多く、クレアチニンの数値が筋肉の影響を受けやすいためと考えられています。

## この研究が教えてくれること

これまで「体力と腎臓の関係」は、すでに腎臓病がある方を対象にした研究が中心でした。今回の研究のポイントは、**まだ腎臓が元気なうちから体力を維持することが、将来の腎機能低下を防ぐことにつながるかもしれない**、と示した点です。

血圧や血糖値のコントロールと同じように、「体力づくり」も自分で取り組める予防の一つと言えそうです。ウォーキングや軽いジョギングなど、無理のない有酸素運動を続けることが、腎臓の健康寿命を延ばす手助けになるかもしれません。

もちろんこれは観察研究であり、「体力があるから腎臓が守られる」と断定できるものではありません。体力のある方は他の生活習慣も良好であった可能性もあります。ただ、体を動かす習慣が全身の健康、そして腎臓にとってもプラスに働きうるという点は、覚えておいて損はないと思います。

歯とお口の健康、そして全身の健康は密接につながっています。よく噛んで食べられることは、体を動かすための栄養や体力の土台にもなります。「食べられること」を守るお手伝いを、これからも続けてまいります。

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### 参考文献

1. Yoshikoshi S, et al. Cardiorespiratory Fitness and Age-Related Decline in Kidney Function among Individuals with Preserved Kidney Health: The Aging Kidney Study. *Med Sci Sports Exerc*. 2026 Jul 3. DOI: 10.1249/MSS.0000000000004066
2. 筑波大学プレスリリース「全身持久力が高いほど加齢に伴う腎機能低下が抑制される」2026年7月9日 https://www.tsukuba.ac.jp/journal/medicine-health/20260710143000.html
3. CareNet「体力のある人は加齢に伴う腎機能低下が緩やか/筑波大学」2026年7月20日 https://www.carenet.com/news/general/carenet/63234
4. Longevity Today "Higher Cardiorespiratory Fitness Slows Kidney Function Decline Before CKD Sets In" 2026年7月3日 https://longevitytoday.com/pt-br/articles/higher-cardiorespiratory-fitness-slows-kidney-function-decline-before-ckd-sets-i

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