わかな歯科

FAQ

FAQ

当院にお車でお越しの際は、当院の駐車場をご利用ください。

1回の診療時間は30分を基本としております。
ただし治療内容によっては、30分~1時間と長くなる事もあります。
患者様の通院の負担を減らし、短期で治療が完了するよう治療内容を工夫しております。

可能ですが、口腔ケアは歯科医師の指示のもと、歯科衛生士が行うため定期的(最低3か月に1回)に歯科医師による診察を受けていただきます。
また、患者さまの口腔内の状況によっては歯科医療を勧める場合もあります。

基本的には立ち会っていただかなくて大丈夫です。
治療のことで気になることは、連絡ノートなど活用してやりとりできる仕組みになっています。
ただし、拒否の強い患者さまや意思の疎通が難しい患者さまの場合は立ち会いをお願いする場合もあります。 

はい大丈夫です。
福祉事務所より医療券お介護券の発行がされればご負担金はかかりません。
医療券・介護券発行の手続きは当院より行いますので、ご安心ください。

治療の内容によりますが、20分前後です。
患者さまのお体の状態を考慮してご負担にならないよう治療を進めてまいります。

患者様がお持ちの保険証、現在服用されているお薬、印鑑をご用意ください。
また、水と電源をお借りする場合もございます。 

保険診療が適用されます。
詳しい料金料金や治療期間などは、お問い合わせください。
※交通費・お礼などは一切必要ありません。

高齢、寝たきりの方によくみられる虫歯で、歯の根元にできる虫歯です。
年をとり、歯茎が下がったところへ、歯磨きが充分でない状況が続くと、歯垢の中の細菌により、歯を溶かし始めます。これが虫歯になり、根元から歯が折れたり、義歯が取れる原因となります。
寝たきりや要介護のお年寄りは、自分で歯を磨くことができなくなり、こういうケースになることが多いです。
当院では、介護をされる方に対しても歯磨きのレクチャーを行います。 

摂食嚥下障害による肺炎ですが、お口の中の細菌が気道に入ってしまい、肺炎をおこします。
お口の中の細菌は、特に入れ歯を住処としています。
入れ歯だからお手入れも適当でも大丈夫かなと思わず、自分自身の一部と思い、歯磨きや殺菌など丁寧にケアしてあげることが重要です。

歯周病菌が出す毒素により、血液の一部が凝固します。
その凝固物が血管を通ることにより動脈硬化起こしたり、さらには、脳卒中や心筋梗塞に発展するケースもあります。

# 入れ歯のふしぎ!

なぜお口にしっかりくっつくの?

 子供の頃、こんな遊びをしたことありませんか?

湯飲みをお口に当てて「あっ、くっついた!」
実は入れ歯も、これと同じ仕組みでお口にくっつくんです。

 今日は、その秘密をご紹介します!

## 入れ歯がくっつく5つの不思議な力

「入れ歯ってどうやってお口にくっつくの?」
そう思われたことはありませんか?

 昔、総入れ歯のおじいちゃんの入れ歯はどうしてくっついているのか、とても不思議でした。特殊な訓練を受けているのか、必要以上に唾がネバネバしてるのか…。


 実は、5つの力が協力して入れ歯を支えているんです。

### 1. 吸盤と同じ力

子供の湯飲み遊びを思い出してください。
空気を吸うとコップがくっつきますよね。
入れ歯も同じです!
入れ歯とお口の間の空気が抜けることで、
ピタッとくっつくんです。

### 2. ぴったり密着する力
 入れ歯の端(へり)は、お口の粘膜にぴったり合うように作られています。
このぴったり感が、グラグラを防いでくれます。

### 3. お口の潤いパワー
お口の中の唾液には、実は大切な役割があります。
薄い唾液の層が、入れ歯をお口に引きつける力を生み出すんです。

### 4. お口の筋肉で支える
お口の周りの筋肉が、優しく入れ歯を支えます。
食事中やお話中も、この筋肉のおかげで安心。

### 5. ぴったりフィット
入れ歯の形が、お口の形にぴったり合っているから、
安定して使えるんです。

## 快適に使うための3つのポイント

### その1:毎日のお手入れ
* 食後は必ず入れ歯を外して、専用ブラシで優しく磨きましょう
* 寝る前には必ず外して、専用洗浄剤で消毒を
* 外したときは、水か専用洗浄液に入れて保管

### その2:早めの受診が大切!
こんなときは、すぐに歯医者さんへ:
* 噛むと痛い
* グラグラする
* お口に傷ができた
* 食べ物が入れ歯の下に入る
* なんとなく合わない

### その3:定期検診を忘れずに
* 3~6ヶ月に1回の検診がおすすめ
* お口の形は少しずつ変化します
* 早めの調整で長く快適に

## 知って得する!お役立ち情報

### 入れ歯安定剤について
* 安定剤をつける前に歯医者さんに相談を
*つける前に、入れ歯がピッタリいつもの位置に収まることを確認 
* 使いすぎると、お口の変化に気づきにくくなります

### お手入れの道具選び
* 入れ歯専用のブラシを使いましょう
* 普通の歯ブラシは固すぎるので×
* 専用の洗浄剤を使うのがおすすめ

## まとめ
入れ歯は、5つの力で支えられています。
でも、それだけでは十分ではありません。
毎日のお手入れと定期的な検診で、
もっと快適に、もっと長く使えるんです。

困ったことがあれば、
遠慮なく歯医者さんに相談してくださいね。
あなたの「おいしい!」「楽しい!」を
いつまでも支えていけるよう、
私たちがしっかりサポートします。​​​​​​​​​​​​​​​​

# 【院長ブログ】現代ビジネスの記事を読んで~待合室のポスターが示す、地域医療への「見えない貢献」~

こんにちは。院長の若菜です。

https://u.lin.ee/dUqPkdM?mediadetail=1&utm_source=line&utm_medium=share&utm_campaign=none

 先日、『現代ビジネス』に掲載された「待合室のポスターに気をつけろ」「5人待っていたら要注意」という記事が、インターネット上で大きな話題となりました。歯科医院選びに悩む患者さんにとって、目を引く内容だったかもしれません。

 記事では、いくつかの判断基準が提示されていましたが、特に私の心に留まったのは**「政治活動をしたり、歯科医師会の役員をしたりするなど本来の診療とは関係のないことに手を広げている歯医者はお勧めできません」**という一文でした。

  この度、私が所属する郡市歯科医師会の理事を拝命した立場として、そして何より一人の歯科医師として、この記事の見解には大きな違和感を覚えました。なぜなら、この記事は、私たち歯科医師が地域社会に対して果たしている**「見えないけれど、非常に重要な役割」**を完全に見過ごしているからです。

 今回は、この記事への私なりの考察として、「歯科医師会」が普段皆さまの目に触れない場所で、いかに地域医療に貢献しているか、その実態をお話ししたいと思います。

### 歯科医師会活動は

「診療と関係のないこと」なのでしょうか?

 記事の論理は、「歯科医師会の活動=診療以外のことに時間や経営資源を使っている=治療の質が下がる」というものです。一見すると、シンプルで分かりやすいかもしれません。しかし、現実は全く逆です。歯科医師会の活動は、回り回って地域全体の医療の質を高め、結果的に患者さん一人ひとりの利益に繋がる、極めて重要な公的活動なのです[1]。

#### 1. 見えないところで、地域の

健康を守るセーフティネット

 皆さまの暮らしの中に、歯科医師会が支えている活動が数多く存在することをご存じでしょうか。

*   **母子歯科保健**: お母さんのお腹の中にいる時から始まる「マイナス1歳からの虫歯予防」。地域の保健センターで行われる**妊婦歯科健診****乳幼児(1歳6か月児・3歳児)歯科健診**は、歯科医師会が行政と協力して実施しています。
*   **学校歯科保健**: 小中学校での**学校歯科健診**や歯磨き指導は、子どもたちの将来の健康の礎を築きます。日本学校歯科医師会も、会員向けの生涯研修事業を通じて、この活動の質の向上に努めています[2]。
*   **成人・高齢者歯科保健**: 働き盛りの世代の歯周病予防から、高齢者の**誤嚥性肺炎予防**のための口腔ケアまで、生涯にわたる健康をサポートしています[3]。
*   **緊急時の対応**: 休日や夜間に急な痛みで困った時に頼りになる「休日急患歯科診療所」の運営や、災害時の医療支援も、会員の協力があってこそ成り立っています[4]。

 これらの活動は、個々の医院の利益には直結しません。しかし、地域に暮らす皆さまの健康を守るという、医療人としての使命感と社会的な責任に基づき、多くの会員が診療の合間を縫って参加しています。これは「診療と関係のないこと」ではなく、**「診療室の外で行う、もう一つの医療活動」**なのです。

#### 2. 地域全体で医療の質を高める

「医科歯科連携」と「生涯学習」

 現代の医療は、一つの診療科だけで完結するものではありません。特に、高齢化が進む中で、地域全体で患者さんを支える体制づくりが急務となっています[5][3]。

*   **地域包括ケアシステムへの参画**: 高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けるためには、医療、介護、予防が一体となった「地域包括ケアシステム」が重要です[3]。歯科医師会は、訪問診療などを通じて、自宅や施設で療養する方の「食べる力」を支え、このシステムの中で重要な役割を担っています[5]。
*   **生涯学習の場の提供**: 医療技術は日進月歩です。日本歯科医師会や各都道府県の歯科医師会は、「生涯研修事業」として、会員が常に最新の知識や技術を習得できる機会を提供しています[2][6]。こうした学会活動との連携は、地域医療の質の向上に不可欠です[7]。厚生労働省の調査でも、患者さんが歯科医師に求めることの筆頭は「確かな技術」であり、学び続ける姿勢は患者さんの信頼に応えるための基本です[2]。

 私たちが歯科医師会を通じて地域医療のネットワークに参画し、学び続けるからこそ、より安全で質の高い医療を地域全体で提供できるのです。

### なぜ、このような記事が生まれるのか

 では、なぜ『現代ビジネス』のような記事が生まれるのでしょうか。背景には、歯科業界が直面する厳しい現実と、メディアの特性があると考えられます。

 記事でも指摘されている通り、歯科医院の数はコンビニよりも多く、競争が激化しています。この厳しい経営環境の中で、一部に質の低い治療を行う医院が存在することは、残念ながら否定できません。

 しかし、そうした問題と、地道な地域貢献活動を一緒くたにして「歯科医師会のポスター=注意信号」と結論づけるのは、あまりに短絡的です。メディアは、読者の関心を引くために、複雑な問題を「良い vs 悪い」という単純な二項対立で描きがちです。しかし、その単純化の過程で、現場で真摯に努力している多くの医療者の姿が切り捨てられてしまうのです。

### まとめ:

公平な視点と、本質を見抜く眼差しを

 この記事で私が最もお伝えしたかったのは、

**物事を一つの側面だけで判断することの危険性**です。

 歯科医師会に加入していない先生方の中にも、素晴らしい診療を提供されている方がたくさんいることは言うまでもありません。しかし、**「公平性」**という観点から見れば、非会員の視点のみを取り上げて歯科医師会活動を「診療と関係のないこと」と断じるのは、地域医療を支える多くの会員への敬意を欠くものです。

 待合室のポスターは、単なる飾りではありません。それは、**その歯科医師が、自分の医院の利益だけでなく、地域全体の健康に貢献しようとする「姿勢」の表明**でもあるのです。

『現代ビジネス』の記事は、歯科医院選びの一つの「きっかけ」にはなるかもしれません。しかし、それを鵜呑みにせず、ぜひご自身の目で、耳で、その医院の本質を見極めていただきたいと思います。

 最終的に大切なのは、医師との対話を通じて築かれる信頼関係です[2]。当院も、歯科医師会の一員としての誇りと責任を胸に、これからも学び続け、皆さま一人ひとり、そして地域全体の健康に貢献してまいります。

***

#### 参考文献
[7] 日本歯科麻酔学会. (n.d.). *日本歯科麻酔学会と都道府県歯科医師会等の共催による「安全な歯科治療のためのモニタリング」実践セミナーの試み*.
[5] 島根県歯科医師会. (n.d.). *医療管理部|活動報告*.
[3] 泉区歯科医師会. (n.d.). *地域包括ケアシステム*.
[2] 株式会社Dentaluxe. (n.d.). *生涯研修事業とは|歯科医師が勉強し続けることの大切さ*.
[1] 日本歯科医師会. (n.d.). *国民歯科医療の充実・強化に向けて 全歯科医師の参画が政策実現の力に!*.
[4] 大黒英貴. (n.d.). *大規模災害と歯科医師会*. 日本歯科医師会.
[6] 日本歯科医学会. (n.d.). *JJADS Vol.42 No.1*.

情報源
[1] [PDF] 国民歯科医療の充実・強化 https://www.jda.or.jp/pdf/together_vol03.pdf
[2] 生涯研修事業とは|歯科医師が勉強し続けることの大切さ https://www.dental-career.jp/column/shushoku-tenshoku/column-164/
[3] 地域包括ケアシステム - 泉区歯科医師会 https://www.izumi-da.com/care-system.php
[4] [PDF] 大規模災害と歯科医師会 https://www.jda.or.jp/news/pdf/man&science_05.pdf
[5] 医療管理部|活動報告 - 島根県歯科医師会 https://www.shimane-da.or.jp/social_activity/174/690
[6] [PDF] JJADS - 日本歯科医学会 https://jads.jp/assets/pdf/publication/jjads/jjads_j_42.pdf
[7] [PDF] 日本歯科麻酔学会と 都道府県歯科医師会等の共催による 「安全な ... https://jdsa.jp/media-download/105/7ebb5c0f8dd95ef5/PDF/
[8] [PDF] 医科歯科連携の各論 https://www.identali.or.jp/pdf/message/message12.pdf
[9] [PDF] 2040年を見据えた歯科ビジョン -令和における歯科医療の姿 https://www.jda.or.jp/dentist/vision/pdf/vision-all.pdf
[10] [PDF] 日本の地域医療への期待 - 自治医科大学 https://www.jichi.ac.jp/assets/pdf/gaiyo/teigen/teigenA.pdf

元のページへもどる