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キツツキの長~い舌はどこに隠れてる!? 〜動物の「舌」と、みんなの「お口そうじ」のヒミツ〜

キツツキの長~い舌はどこに隠れてる!? 〜動物の「舌」と、みんなの「お口そうじ」のヒミツ〜

夏休みは、身のまわりの不思議を調べてみよう!今日は、動物たちの「驚きの舌」から、私たち人間の舌のすごさと、ピカピカにする方法を学びましょう。

1. キツツキの舌は、なんと「頭の中」を通っている!?

木をコンコンと叩く鳥「キツツキ(啄木鳥)」は、木の奥にいる虫を食べるために、とても長い舌を持っています。

  • ヒミツ: キツツキの舌を支える「舌骨(ぜっこつ)」という細い骨は、のどから頭の後ろをぐるっと一周し、鼻の穴のあたりまで伸びています。
  • 動き: 普段はこの長い舌(と骨)を頭の中に収納していますが、虫を見つけると骨を包む筋肉が押し出すことで、スルスルっと舌が伸びていきます。
  • おまけ: この頭を一周する骨には、木をつつく衝撃から脳を守るクッションの役割もあると考えられています。

まるで「舌」という名前の魔法の道具を持っているみたいですね。

2. カエルの舌は、人間と「逆向き」にくっついている!

次に、水辺で虫を食べるカエルの舌を見てみましょう。カエルの舌には、私たち人間とは違うところがあります。

  • 人間の舌: 喉の奥(後ろ)にくっついています。
  • カエルの舌: 口の手前側(下あごの前の方)にくっついています。

カエルの舌は普段、口の中で後ろ向きに畳まれていますが、獲物を見つけると素早く前に飛び出し、ねばねばした舌で捕まえます。研究では、獲物を捕らえたあとの舌は喉の奥深く、体の中心近くまで引き込まれることも分かっています。

3. 人間の舌は、自在に動く「筋肉のスーパースター」

キツツキやカエルのように、手を使えない動物にとって、舌は虫を捕まえる「手」の代わりです。 実は、私たち人間の舌も、負けないくらいすごい「筋肉の塊」なんです。

  • 食べる: 食べ物を口の中でまとめたり、味を感じたりします。
  • 飲み込む: 食べ物を喉の奥に運び、誤って気管に入らないように守ります。
  • 話す: 舌を上手く動かすことで、「あ・い・う・え・お」という声や言葉を作っています。

もし舌が動かなかったら、美味しいご飯も食べられず、お友達とおしゃべりもできません。舌は、私たちが生きていくために毎日働いてくれる「名プレイヤー」なんです。

4. 舌の「おそうじ」も大切! 〜舌苔(ぜったい)を知ろう〜

こんなに働き者の舌ですが、実はお口の中でバイ菌(細菌)が住みやすい場所でもあります。

舌の表面を鏡で見てみましょう。もし白っぽくなっていたら、それは「舌苔」かもしれません。舌苔とは、舌の表面の細かいでこぼこ(糸状乳頭)に、細菌や、はがれた粘膜、食べカスなどがたまってできる白い汚れのことです。

  • 薄い舌苔は自然なもの: 少し白いのは誰にでもある正常な状態です。心配しすぎなくて大丈夫。
  • 厚くなると要注意: 舌苔が厚くたまると、細菌の温床になり、口臭の原因になることがあります。
  • おそうじのヒント: 歯みがきと一緒に、専用の「舌ブラシ」などで舌の奥から手前に優しくなでるようにケアしましょう。
  • 注意: ゴシゴシ強く磨きすぎると舌の表面を傷つけてしまうので、優しくが基本です。

5. すごい舌をピカピカに保とう!

キツツキやカエルは、自分の舌をピカピカに保つことはできません。でも、私たち人間は、毎日ケアをして「健康な舌」を保つことができます。

「舌も歯と同じように、お口の中の大切な仲間」です。動物の不思議を通じて、自分の「舌」という筋肉に興味を持って、大切にしてあげてくださいね。

参考文献

  1. キヤノンバードブランチプロジェクト「アカゲラ:キツツキのドラミングのヒミツ」 https://global.canon/ja/environment/bird-branch/photo-gallery/akagera/
  2. ナゾロジー「獲物を捕らえた後のカエルの舌は”心臓近く”まで引っ込んでいた!」(Keeffe RM et al., Integrative Organismal Biology, 2022) https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/117956
  3. 兵庫医科大学病院 みんなの医療ガイド「舌苔(ぜったい)」 https://www.hosp.hyo-med.ac.jp/disease_guide/detail/190
  4. 日本訪問歯科協会「舌と上あごのケア〈1〉舌苔とは」 https://www.houmonshika.org/oralcare/c28/

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