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八街市の未来を支える 「歯と口腔の健康づくり推進条例」

八街市の未来を支える

「歯と口腔の健康づくり推進条例」

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今朝、駅前で思いがけない出会いがありました。
田宮ひさとさんが、選挙の時期でもないにもかかわらず、改札口から出てこられる一人ひとりに丁寧に挨拶をされていました。急ぎ足の朝の人波の中で、その真摯な姿勢はひときわ目を引くものでした。日常の中でこうして地域の方々と向き合い続けることは、言葉にすれば簡単ですが、実践となれば容易ではありません。そこに、深い誠実さと責任感を感じました。
その場で、八街市における**「歯と口腔の健康づくり推進条例」**についてお話しする機会をいただきました。朝の忙しい時間にもかかわらず、田宮ひさとさんは立ち止まり、真剣に耳を傾けてくださいました。「地域の健康課題として受け止めなければならない」というお言葉に、今朝の会話は確かな一歩になったと感じています。

歯と口の健康は、「暮らしの土台」です
歯と口の健康というと、むし歯や歯周病の予防というイメージが先に立つかもしれません。しかし、その役割はそれにとどまりません。
しっかり食べること。声を出して会話を楽しむこと。飲み込む力を保つこと。そして栄養状態を維持し、自分らしい生活を続けること。これらはすべて、口腔の健康に支えられています。歯と口は、その人の「生きる力」そのものに関わっているのです。
だからこそ、「歯と口腔の健康づくり推進条例」は、単なる歯科保健の制度ではありません。市民の生活の質と健康寿命を守るための、地域の「基本的な約束」になるものだと考えています。

八街市でこの条例が必要な理由
高齢者にとって、口腔機能の低下は低栄養・誤嚥・フレイル・要介護状態の進行と深く結びついています。しかしこの条例が必要なのは、高齢者だけのためではありません。
障がいのある方にとっては、日常的な口腔ケアや定期的な歯科受診の継続が難しい場面が少なくありません。地域として支える仕組みがなければ、気づかぬうちに口腔の健康が損なわれていきます。
在宅療養中の方、介護を必要とする方にとっても、口腔の健康は食べる喜びを守り、誤嚥性肺炎を予防し、生活の質を維持するための重要な課題です。
この条例は、誰一人取り残さない地域づくりのための条例です。
行政・医療・介護・福祉・教育が共通の理念のもとで連携し、子どもから高齢者まで、支援を必要とするすべての方に切れ目なく対応できる体制を築く。その方向性を明確にし、継続的な取り組みを支える柱となるものです。

地域包括ケアを、実のあるものに
地域で安心して暮らし続けるためには、医療や介護の支援だけでなく、「食べられる」「話せる」「飲み込める」という日々の基本を守る視点が不可欠です。
口腔の健康をまちづくりの中に位置づけること。それは八街市が、本当の意味での地域包括ケアを実現していくための、大切な一手だと私は確信しています。

今朝の短い対話が、確かな一歩になりました。
地域の健康を支える取り組みは、こうした真摯な対話の積み重ねから前に進んでいくものだとあらためて感じています。田宮ひさとさんが親身に耳を傾けてくださったことに、心より感謝申し上げます。
八街市において「歯と口腔の健康づくり推進条例」への理解がさらに広がり、具体的な形となっていくことを、強く願っています。

わかな歯科 院長 若菜則孝

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