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【2026年1月・ネイチャー最新発表】 認知症と全身の病気の関係——なぜ「歯周病」が注目されているのか

# 【2026年1月・ネイチャー最新発表】

# 認知症と全身の病気の関係——なぜ「歯周病」が注目されているのか

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2026年1月、世界最高峰の科学誌「ネイチャー」の関連誌に、認知症研究の常識を覆す論文が発表されました。

https://www.nature.com/articles/s41562-025-02392-2

**「認知症のリスクに最も大きく関わる全身の病気は、歯周病である」**

脳卒中でも、心臓病でも、糖尿病でもなく、歯周病が第1位——この結果は、世界中の研究者に衝撃を与えています。

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## 認知症は「脳だけの病気」ではなかった

認知症といえば、アルツハイマー病に代表される「脳の病気」というイメージがあります。

しかし近年、世界中の研究者が注目しているのは、**認知症のリスクが「脳の外」にある体の病気と深く関わっている**という事実です。

今回のネイチャー論文では、世界中の200以上の研究データを集め、「どの全身疾患が、どれくらい認知症と関係しているか」を大規模に分析しました。

その結果、

> **認知症全体の約33%(約3分の1)が、16種類の全身疾患と関連している**

ことが明らかになりました。

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## 16の全身疾患の中で、

歯周病が「第1位」

研究チームは、各疾患が認知症にどれだけ影響しているかを数値化しました。

結果は以下の通りです。

|順位    |疾患名      |認知症への影響度 |
|:----:|:--------|:-------:|
|**1位**|**歯周病**  |**6.10%**|
|2位    |肝硬変・慢性肝疾患|5.51%    |
|3位    |難聴       |4.70%    |
|4位    |視力低下     |4.30%    |
|5位    |2型糖尿病    |3.80%    |
|6位    |慢性腎臓病    |2.74%    |
|7位    |変形性関節症   |2.26%    |
|8位    |脳卒中      |1.01%    |
|9位    |心臓病      |0.97%    |
|10位   |慢性肺疾患    |0.92%    |

糖尿病、心臓病、脳卒中——これまで認知症との関連が指摘されてきた病気を抑えて、**歯周病が第1位**という結果でした。

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## なぜ歯周病の影響がこれほど大きいのか

### 理由①:非常に多くの人がかかっている

歯周病は、軽度のものを含めると**成人の約半数が罹患している**といわれます。

糖尿病や心臓病に比べて「身近すぎて見過ごされがち」な病気ですが、これだけ多くの人が抱えているからこそ、社会全体への影響も大きくなります。

### 理由②:慢性的な炎症が全身に影響する

歯周病は、歯ぐきで**炎症が何年も続く**慢性疾患です。

この炎症は口の中だけにとどまらず、炎症性物質が血液を通じて全身をめぐります。その結果、血管を傷つけたり、脳に悪影響を与えたりする可能性が指摘されています。

### 理由③:歯周病菌が脳から発見されている

2019年、科学誌 *Science Advances* に衝撃的な研究が発表されました。

アルツハイマー型認知症の患者さんの脳から、**歯周病の原因菌とその毒素が検出された**のです。

口の中の感染症が、血液を介して脳にまで到達している可能性——この発見が、歯周病と認知症の関係への注目を一気に高めました。

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## 「慢性炎症」という共通点

今回の研究で上位に挙がった疾患には、ある共通点があります。

**どれも「慢性的な炎症」を伴う病気である**ということです。

- 歯周病 → 歯ぐきの慢性炎症
- 肝疾患 → 肝臓の慢性炎症
- 糖尿病 → 全身の慢性的な炎症状態
- 心臓病・動脈硬化 → 血管の炎症

近年の研究では、こうした**慢性炎症が脳にダメージを与え、認知症のリスクを高める**という考え方が広まっています。

歯周病は、その慢性炎症を引き起こす代表的な疾患のひとつ。しかも、多くの人が気づかないうちに何年も抱え続けている——だからこそ、影響が大きいのです。

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## この研究結果の意味と注意点

ここで大切なことをお伝えします。

この研究は**「歯周病を治せば認知症が防げる」と証明したものではありません。**

あくまで「歯周病がある人は認知症になりやすい傾向がある」という関連性を示したものです。

ただし、世界最高峰の科学誌が「歯周病の影響は、脳卒中や心臓病よりも大きい」と報告した意義は非常に大きいといえます。

**現時点で言えることは、**

> 全身の慢性疾患を適切に管理することが、認知症予防につながる可能性がある

> その中でも歯周病は、最も影響が大きい疾患として注目されている

ということです。

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## 認知症予防の新しい視点——「全身の健康」を守る

2024年に発表された世界的な認知症予防ガイドライン(ランセット委員会報告)では、**認知症の約45%が修正可能なリスク因子と関連している**とされています。

その中には、高血圧、糖尿病、難聴、うつ病、運動不足、社会的孤立などが含まれています。

そして今回のネイチャー論文は、これらに加えて**歯周病が見過ごせない重要な因子である**ことを示しました。

認知症予防は「脳のトレーニング」だけではありません。

> **体全体の健康を守ることが、脳を守ることにつながる**

これが、最新の研究が示すメッセージです。

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## 歯周病は「管理できる」慢性疾患

ここで朗報があります。

今回挙がった16の疾患の中で、歯周病には大きな特徴があります。

**歯科医院で適切に管理すれば、進行を止め、改善できる病気である**ということです。

歯周病は自覚症状がほとんどないまま進行しますが、定期的な検診と専門的なケアによって、しっかりコントロールすることができます。

糖尿病や高血圧と同じように、歯周病も**「見つけて、管理して、付き合っていく」慢性疾患**です。

そして、その管理が将来の認知症リスクを下げることにつながる可能性がある——それが、今回の研究が示唆していることです。

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## まとめ

2026年1月のネイチャー関連誌の発表は、認知症予防に新しい視点をもたらしました。

- 認知症の約3分の1は、全身の慢性疾患と関連している
- その中で**歯周病の影響が最も大きい**
- 歯周病菌が脳から発見されるなど、メカニズムの解明も進んでいる
- 歯周病は、適切に管理できる慢性疾患である

**口の健康を守ることは、将来の脳と生活の質を守ることにつながります。**

定期的な歯科検診で、お口の状態をチェックしてみませんか?

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### 参考文献

1. Deng Z, Yang Y, Tang Y, et al. Population attributable fractions of a wide range of peripheral diseases for the burden of dementia. *Nature Human Behaviour*. Published online 20 January 2026. [論文リンク](https://www.nature.com/articles/s41562-025-02392-2)
1. Livingston G, et al. Dementia prevention, intervention, and care: 2024 report of the Lancet Commission. *Lancet*. 2024;404:572-628.
1. Dominy SS, et al. Porphyromonas gingivalis in Alzheimer’s disease brains: Evidence for disease causation and treatment with small-molecule inhibitors. *Science Advances*. 2019;5:eaau3333.

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*※この記事は一般的な健康情報の提供を目的としています。症状や治療については、かかりつけの医師・歯科医師にご相談ください。*

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