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『少し不思議』な世界への招待状

# 『少し不思議』な世界への招待状

## 魔法の入り口で

 川崎市の緑豊かな場所に佇む藤子・F・不二雄ミュージアム。ドラえもん、パーマン、キテレツ大百科など、私たちの心を豊かにしてくれた仲間たちが生まれた特別な場所です。

 現代的なデザインの建物は、まるで「未来の博物館」のよう。玄関をくぐると、そこはもう藤子先生が描いた夢の世界の入り口です。ワクワクする気持ちを胸に、冒険の第一歩を踏み出しました。

## 「少し不思議」の扉を開けて

 館内に一歩足を踏み入れると、そこは藤子先生の「SF(少し不思議)」の世界。先生が愛用していた机、大切にしていた恐竜のフィギュア、インスピレーションの源となった数々の本。これらが織りなす空間は、まさに創造の泉でした。

 ミュージアムショップには、作品の世界観を楽しめる様々なグッズが並んでいます。中でも印象的だったのは、のび太くんの苦手な「勉強」をモチーフにした商品たち。特に「暗記ラスク」は、原作の「暗記パン」をアレンジした遊び心いっぱいの逸品です。藤子先生の作品には、日常の悩みや願望を「少し不思議」な道具で解決しようとする、温かくてユーモアのある発想が詰まっているんですね。

## 「好き」が導く道

 藤子先生の「好きなことしかしてこなかった」という言葉が、展示室全体に響き渡っているようでした。机の上に並ぶカメラや鉄道模型は、先生の尽きない好奇心の証。その探究心が、私たちの愛する作品たちを生み出したのです。展示室には、先生が描いた数々の原画や、作品の構想を練ったスケッチブックなども展示されており、創作の過程を垣間見ることができます。

 屋上の「はらっぱ」では、実物大の「どこでもドア」が私たちを待っていました。青空の下で撮る一枚は、まさに「すこし・ふしぎ」な世界への旅の記念切符です。ドアの向こうには、きっと素敵な冒険が待っているような気がしました。

## あなたの「少し不思議」を探して

 空に浮かぶ不思議な形の雲、道端に咲く名もなき花、ふと思いついた面白いアイデア。私たちの周りには、「少し不思議」があふれています。

 藤子先生は、その子供のような好奇心で、「すこし・ふしぎ」を描き続けました。時には周りから理解されなくても、その「好き」を信じ続けた先に、多くの人々の心を温める作品が生まれたのです。

 さあ、あなたも自分だけの「すこし・ふしぎ」を探しに出かけましょう。その発見は、きっと誰かの心も温めてくれるはずです。未来は、あなたの手の中にある「好き」という魔法で、もっともっと素敵なものになっていくのですから。

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