令和４年１０月１６日(日)は、休診となりご迷惑をおかけ致しました。この日は、白井市で行われた印旛郡市歯科医師会主催　白井市共催　市民健康講演会のお手伝いに伺いました。白井市長をはじめ白井市健康課の皆様方には、多大なるご協力を賜り、コロナも落ちつかない中での講演会でしたが、質問も飛び交う活気のある講演会でした。

講師であり医学博士でもある星旦二先生は、東京都立大学名誉教授でもあり、過去に厚生労働大臣医系技官も任官されていました。星先生は、白井市には以前住んでいたこともあり、思い入れのある場所での講演に一層熱が入りました。高尚な知識だけでなく、軽妙な語り口とユーモアで聴くものを飽きさせないそのお話は、難しい内容をそれぞれの人々にわかりやすく浸透させ、家に持って帰ってもらって早速実践してもらう事のできる内容でした。

その中で、今回の講演会のテーマである【かかりつけ歯科医がいるとなぜ健康長寿なのか？】では、

●　蒿齢者のかかりつけ歯科医の有無と６年間累積生存率較差

●　かかりつけ歯科医師の有無と３年後の要介護状況

●　生存維持とかかりつけ歯科医師機能との関連要因メカニズムなどから、

『予防を重視するほどセルフケアにつながり、口腔衛生が優れ、主観的高健康観の維持につながっている』

と結論づけています。

その他の話を含めてまとめると、

●　かかりつけ歯科医を持ち

●　口腔ケアが望ましく

●　豊かな食事を維持し

●　やや太めで

●　総コレステロールが高い

●　お出かけ好き

●　健康住宅に住む

⇒　健康長寿

寝たきり状態で平均寿命だけを伸ばすのではなく、最後まで自宅で過ごせる健康寿命をのばすことを目指す我々に大きなヒントを与えて下さいました。

ご聴講されたい方は、2020年に八街市で講演された『なぜかかりつけ歯科医がいると長生きなのか？～ピンピンコロリの新常識～』が印旛郡市歯科医師会がyoutubeに動画をアップしております。是非ご覧下さい。なお、当院の待合室にも星先生の書籍があります。興味のある方はご一読ください。

https://www.youtube.com/watch?v=CRXS5W0pFDE