入れ歯はどうしてくっついてるの?
昔、おじいちゃんやおばあちゃんの口の中に入っている
総入れ歯がどうやって口の中でくっついているのか不思議でした。
ポリグリップの様な義歯安定剤のなかった頃、
しゃべっても落ちない事がとても謎でした。
22才のときに初めて永久歯を抜き、28才で入れ歯を入れました。
60代まで残った歯は、左下の小臼歯だけでした。
現在アメリカで使われてる1ドル紙幣の肖像画は64才の時のもので、
口元をよく見てみると、入れ歯が飛び出ないように歯を噛みしめ、
含み綿を口に入れて口元をふっくらと整えていました。
この写真のように、
G.ワシントンの入れ歯はスプリングで
上下の入れ歯をつなげることで、
反発力を使って無理矢理口の中に収めています。
この肖像画を見ても判るとおり、口をむすんでおかないと入れ歯の力の方向が間違うと
それこそ入れ歯が外に飛びだしていしまうのでしょうか?
自分が入れ歯を使っていなかったら、入れ歯がどうしてくっついてるのかどうかなんて
どうでも良いことかもしれません。
でも、もし、自分の身内や自分自身が入れ歯を使わなきゃいけなくなったとき、
こんなことを知っていると、使うことに早く慣れることができます。
『入れ歯はどうしてくっついてるの?』
この答えは、歯医者さんなら知っています。
そうすると、入れ歯の形や種類などの説明も理解しやすいと思います。
もしわからなかったら、入れ歯を作る際に歯医者さんにお聞き下さい。