コロナに感染した人の口の中 ~イタリアの文献から~ 少し前にJournal of Clinical Medicineに コロナに罹患した人の口腔病変を 組織病理学的に考察した論文が 掲載されました。 コロナに感染した人の 口腔内の有病率は不明ですが、 検出された病変のほとんどが潰瘍であった事、 その口腔壊死領域に現れる現象は、 血管構造の血栓性血管閉塞であったことから、 この口腔病変の存在は、 末梢血栓症の最初の兆候、 重度の病気への進化の可能性の 警告兆候を表す可能性があり、 これは、抗凝固療法をできるだけ早く 開始する必要があることを示唆しています。 昨年の早い時期から、 中国でもコロナ感染者の 舌の変化は指摘されておりましたが、 口腔内もコロナ感染と関係がありそうです。 元のページへもどる