とある知事さんが、

『　コロナにイソジンが効くのではないか？　』

ということで、

『　薬局の棚からヨード製剤がなくなった。』

というお話を聞きました。

以前、ヨード製剤を作ってる製薬会社で

共同研究をされていた先生のお話です。

ヨード製剤が有効になるには条件

があります。それは、

１．乾く

２．とどまる

です。ですから、皮膚には有効です。

しかし、口腔にはとどまりにくし、

乾いてもいません。

また、ヨード製剤が無効になる条件も

あります。それは、

『　有機物があること　』

有機物とは、

炎症などで出てくる浸出液や血液の事です。

口腔や咽頭に炎症のあるときに

ヨード製剤を使ってもほとんど効果がないと言うことです。

ただし、殺菌力は増えるので、

ヨード製剤でうがいしすぎると、常在菌を殺してしまい、

でてきて欲しくないような

繁殖力の弱い緑膿菌やセラチアなどが

増えてしまいます。

そんな事をふまえて、正しく使用しましょう。