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驚き発見!献血が「あなたの健康」も守っていた ~遺伝子レベルで見つかった嬉しい効果~

# 驚き発見!

献血が「あなたの健康」も守っていた

~遺伝子レベルで見つかった嬉しい効果~

 こんにちは!今回は「献血をすると自分自身の健康にも良いことがある」という最新の研究についてお話しします。難しい内容ですが、できるだけわかりやすく説明していきますね。

## 献血は「誰かのため」だけじゃなかった!

 みなさんは「献血」と聞くと、「人の役に立つためのもの」というイメージがありますよね。実は最新の研究で、献血は他の人を助けるだけでなく、あなた自身の健康にも良い影響を与える可能性があることがわかったんです!

## 血液はどうやって作られる?

簡単におさらい

 私たちの体の中では、骨の中にある「骨髄(こつずい)」という場所で「血液幹細胞」という特別な細胞が働いています。この細胞は、赤血球や白血球など、すべての血液細胞を作り出す「工場」のような役割をしています。

 年を取るにつれて、この血液幹細胞のDNA(設計図のようなもの)には少しずつ変化(変異)が起きていきます。この現象は「クローン性造血」と呼ばれていて、60歳以上の人の約10%、80歳以上の人の半数以上に見られるごく自然な現象です。

## 研究でわかった!

献血する人としない人の違い

 イギリスのフランシス・クリック研究所とドイツがん研究センターの研究チームが、次のような面白い実験をしました:

- 生涯で100回以上献血した60歳以上の男性217人
- 10回未満しか献血していない同年代の男性212人

 この2つのグループの血液を詳しく調べたところ、驚きの発見がありました!

## 献血する人の血液には

「健康を守る変異」が多かった!

 研究の結果、頻繁に献血をしている人のグループでは、約50%の人に「DNMT3A(ディーエヌエムティースリーエー)」という遺伝子の特定の変異が見られました。一方、あまり献血をしていないグループでは約30%しかこの変異が見られませんでした。

 重要なのは、この変異が「悪い変異」ではなく「良い変異」だったということです。この変異を持った血液幹細胞は、血液を失った時(献血した時)に体が出す「エリスロポエチン」というホルモンにとても良く反応して、効率よく新しい血液細胞を作り出すことができるんです!

## なぜ献血すると「良い変異」が増えるの?

 私たちが献血をすると、失った血液を補うために体は「エリスロポエチン」というホルモンをたくさん出します。このホルモンは「新しい血液を作って!」という指令を出すものです。

 研究によると、定期的な献血によって、このホルモンが繰り返し分泌されることで、「このホルモンにしっかり反応できる変異を持った血液幹細胞」が選ばれて増えていくみたいなんです。

 これは、体が献血という「軽いストレス」に適応して、効率よく血液を再生できるように進化しているということかもしれません!

## この発見がもたらす未来の医療

 この研究結果が重要なのは、頻繁に献血をする人に見られる遺伝子変異が、血液がん(白血病など)のリスクを高めるタイプの変異ではなく、むしろ健康な血液細胞を効率良く作れるタイプの変異だったということです。

 研究を主導したボネ教授は「軽度のストレスをかける活動(献血など)は、血液幹細胞の再生を促し、むしろ幹細胞の良い成長を促進する変異を増やす可能性がある」と述べています。

この発見は、将来的に血液がんの予防や治療法の開発にもつながる可能性があります。

## 研究にはまだ課題も

 ただし、この研究にはいくつかの限界もあります:

1. 調査した人の数がまだ少ない(約430人)ので、もっと大規模な研究が必要です
2. 献血できる人はもともと健康な人が多いので、最初から健康だった可能性もあります

 研究者たちは「まだサンプル数が少ないので、これらの結果をより多くの人で検証する必要がある」と言っています。

## あなたも始めてみませんか?献血の一歩

 この研究結果から、献血は「誰かを助ける」だけでなく「自分自身の健康にも良い影響がある可能性がある」ということがわかりました。

 献血は簡単で安全な手続きで、通常15〜30分程度で完了します。日本では16〜69歳の健康な方なら献血ができます(初回献血は65歳まで)。

### 献血を始めるためのステップ:

1. 日本赤十字社のウェブサイトで近くの献血センターや献血バスの場所を調べる
2. 献血前日はしっかり睡眠をとり、食事をしてから行く
3. 身分証明書を持参する
4. 水分をしっかり取って、リラックスした状態で臨む

### 定期的な献血のコツ:

1. 献血スケジュールをカレンダーに記入する(全血献血の場合、男性は3ヶ月に1回、女性は4ヶ月に1回可能)
2. 友人や家族と一緒に行く
3. 献血アプリを使って記録や次回の予約を管理する

## まとめ:献血は「一石二鳥」の健康活動!

 最新の研究によると、頻繁に献血をする人の血液幹細胞には、健康な血液の再生を促進する良い遺伝子変異が見られることがわかりました。献血は他の人の命を救うだけでなく、あなた自身の健康にも良い影響を与える可能性があるのです。

 もちろん、より大規模な研究が必要ですが、この発見は献血の新たな魅力を示す興味深いものです。

 あなたも定期的な献血を始めてみませんか?それは人への思いやりの行為であると同時に、自分自身の健康への投資になるかもしれませんよ!

## 参考文献

1. Karpova D, Encabo HH, Donato E, Calderazzo S, et al. Clonal Hematopoiesis Landscape in Frequent Blood Donors. Blood 2025; blood.2024027999.
2. Science Alert. "Regularly Giving Blood Could Benefit Your Own Health, Too." 2025年
3. Labroots. "Good Genetic Changes are Seen in Frequent Blood Donors." 2025年3月12日
4. 日本赤十字社. "献血について." https://www.jrc.or.jp/donation/
5. ドイツがん研究センター. "Frequent blood donations promote the regeneration of blood cells through genetic adaptation." 2025年3月11日
6. 英国BBC. "Giving blood linked to lower risk of pre-cancer gene." 2025年3月11日
7. National Institutes of Health. "Clonal hematopoiesis in frequent whole blood donors." 2023年12月8日
8. ナゾロジー. "献血をする人は遺伝子レベルで「血液が健康に変化」していた." 2025年3月20日​​​​​​​​​​​​​​​​

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