# 医療の歴史を訪ねて~両国街歩きの記録~
# 医療の歴史を訪ねて~両国街歩きの記録~
こんにちは。今日は休日を利用して、両国の歴史に触れてみたいと思い、訪ねてみました。
## 予防歯科の原点との出会い
両国中学校近くの閑静な路地で、ある石碑と出会いました。「良い歯の日発祥記念碑」—1925年(大正14年)、ここで日本初の児童歯科検診が実施されたことを伝えています。
現在では当たり前となった定期検診や予防歯科。しかし、この取り組みが始まった大正時代、子どもたちの口腔衛生を守ろうとした先生方の決意は、どれほど大きなものだったでしょうか。
石碑の前に佇みながら、予防医療の大切さを広めようとした先人たちの熱意に、深い感銘を覚えました。
## 芸術に見る技と探究心
すみだ北斎美術館では、『富嶽三十六景』の緻密な表現技法に見入りました。確かな技術と観察眼、そして飽くなき探究心。これらは医療の現場にも通じる大切な要素だと、改めて考えさせられました。
## 伝統に根差した健康観
昼食には両国の名物、ちゃんこ鍋を選びました。野菜を豊富に使用し、良質なタンパク質を含む理想的な献立は、まさに医食同源の知恵が詰まっています。相撲の伝統の中に、理にかなった健康管理の手法を見出すことができました。
## 次世代の健康を見つめて
国技館では、わんぱく相撲の開催に遭遇しました。健やかに成長する子どもたちの姿に、自分も身が引き締まる思いがしました。
## 医療と地域の深いつながり
今回の散策で、医療と地域社会の歴史的なつながりを実感することができました。特に「良い歯の日発祥記念碑」の発見は、予防歯科の重要性を訴えた先達の志を、現代に伝える貴重な証となっています。
都市開発が進む両国ですが、その一角には医療の歴史が確かに息づいていました。次回は隅田川沿いの医療史跡を訪ねてみたいと思います。
皆様も機会がございましたら、両国の街並みに隠された医療の足跡を探してみてはいかがでしょうか。きっと、新たな発見があるはずです。