わかな歯科

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青空診療の発見

【炎天下での訪問診療】

 こんにちは!今日はとても暑い日でしたね。そんな中、私は炎天下での訪問診療を行った時のお話をします。なんと、総入れ歯の装着と調整を、青い空のもとで行いました。普段はクリニックの涼しい室内で行う作業を、今日は汗だくになりながら青空の下で行うなかなかハードな一日でした。

【草野球とビール、

そして青空診療の楽しさ】

 実は私、草野球を見ながらビールを飲んだり、屋台でお酒を楽しむのが大好きなんです。そんな私にとって、青空の下での診療は普段の狭い空間から解放されて、清々しい気分でした。患者さんの家の庭で、風に吹かれながら治療をするのは新鮮な体験でした。まるで草野球の試合を観戦しながら、ビール片手にリラックスしているような感覚です。もちろん、治療には集中しましたが、自然の中での作業は普段とは違うリズムと楽しさを感じさせてくれました。

【インドの露店入れ歯屋と

アナログ技術の重要性】

 インドには、路上で入れ歯を作る露店の職人たちがいます。彼らは、限られた設備と材料で入れ歯を作り装着します。デジタル技術が進化する現代においても、人の手による繊細な技術やコミュニケーションの大切さを再確認させられました。

 例えば、AIがどれほど進化しても、患者さん一人ひとりの感情や状況を完全に理解することはできません。デジタル技術の利便性が増す一方で、今まで行ってきた人の手による技術や温かみが失われつつあります。熟練の技術者が手作業で行う入れ歯の微調整や、患者の表情を読み取りながらのコミュニケーションなど、機械では再現できない要素があります。また、デジタル化が進むことで、これまで習得されてきた職人技が次第に衰退する危険性もあります。

 現代のデジタル技術が便利になる一方で、アナログの良さや人間らしい医療の価値を忘れてはいけません。これらの要素をうまく融合させることで、より豊かな歯科治療が実現できると考えます。

【災害への備えとしての訪問診療】

 自然災害がいつどこで起こるかは予測できません。そのため、私たち歯科医も災害時に迅速かつ的確に対応できるように準備しておくことが重要です。災害時には、緊急の歯科治療が必要になることもあります。例えば、避難所での応急処置や、被災者への歯科ケアなどが考えられます。

 さらに、歯科医としてだけでなく、医療人として災害対応に積極的に参加することが求められます。初期救急対応や健康管理、心理的支援など、広範な医療ニーズに対応できるよう、日頃から他の医療専門職との連携を深め、総合的なスキルを磨いておくことが重要です。

 災害に備えて、私たちは日頃から訪問診療のスキルを磨き、限られた環境でも最善のケアを提供できるように準備することが必要です。また、地域の医療機関やボランティア団体と連携し、災害時に迅速に対応できる体制を整えておくことも重要です。

 訪問診療を通じて、患者さんの生活の中で必要なケアを提供することができることを実感しました。この経験を通じて、私たち歯科医ができることの幅広さを再確認し、日々の診療に生かしていきたいと思います。技術の進化だけでなく、人間らしい医療の形を追求し続けることが、私たちの使命なのかもしれません。

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