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成田国際空港航空機事故対策図上訓練に参加しました!!

 

先日、休診を頂いて、成田国際空港航空機事故対策図上訓練に参加しました。三郡市歯科医師会航空機災害対策協議会として仮合同対策本部の一員としてこの訓練に参加させていただきました。

【エマルゴトレーニングとは】

エマルゴトレーニングとは、スウェーデンで開発された災害医療の教育・訓練を行うための机上シミュレーションキットです。このトレーニングシステムは、災害時の多数傷病者救護訓練に使用され、医療従事者や被災者に見立てたマグネット人形を使用して、災害現場などでの対応をシミュレートします。エマルゴトレーニングは、組織力の向上に寄与すると言われています。

 

 エマルゴトレーニングは、災害時の対応能力を高めるためのシミュレーショントレーニングで、実際の災害現場を模したリアルな環境で行われます。この研修会に参加したことは、私にとって非常に有意義な経験でした。

 今年1月に羽田空港で航空機事故が発生したばかりで、こうした訓練に参加することの重要性を改めて感じました。災害時には迅速かつ適切な対応が求められます。医療従事者としてその役割を果たすためには、実践的な訓練が欠かせません。

 トリアージ訓練では、災害現場で負傷者の緊急度や治療の優先順位を判断します。これにより、限られた医療リソースを最も効果的に活用し、多くの命を救うことが可能です。歯科医師は、口腔内の診察や治療だけでなく、全身の健康状態を把握するトリアージにも積極的に参加することで、緊急時の判断と対応を学ぶことができます。

 日本歯科医師会の災害歯科医療対策チーム(JDAT: Japan Dental Alliance Team)は、地域の歯科保健医療専門職が緊急災害時における歯科医療や避難所での口腔衛生を支援し、被災者の健康を守るとともに、地域の歯科医療の復旧を支援することを目的としています。

 大規模災害時において、一次トリアージに必要な人員として、歯科医師も積極的に訓練を受けることで、重要な役割を果たせると感じました。この経験を活かし、トリアージの場でどのように貢献できるかを考えることができました。

 災害時の対応には、医療従事者全員の協力が不可欠です。歯科医師もその一翼を担い、トリアージや初期治療に積極的に参加することで、多くの命を救うことができます。今後も、このような研修や訓練を通じて自身のスキルを磨き、災害時に迅速かつ適切に対応できるよう努めていきたいと思います。

 エマルゴトレーニングで得た経験と知識を、今後の災害対応に活かし、歯科医師としての責任を全うしたいと考えています。

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