歯科の2大疾患は感染症です!〜ICD取得にあたり〜
⚫︎歯科の2大疾患は、う蝕と歯周病です。
「インフェクションコントロールドクター(ICD)」とは?
「インフェクションコントロールドクター(ICD)」は、医療機関内で感染症を制御し、薬剤耐性菌の出現を予防するための対策を行う医療従事者を指します。感染制御に関わる医師や歯科医師、薬剤師、看護師、検査技師などがこれに該当します。以前は医師の専門医資格でしたが、現在は全ての医療従事者が要件を満たせば取得可能です。ICDは院内感染対策や薬剤耐性菌への対策など幅広い業務を担当し、重要な役割を果たしています。
「インフェクションコントロールドクター(ICD)」の役割
ICDは院内感染対策や薬剤耐性菌への対策など幅広い業務に携わります。具体的には、院内感染発生時の迅速な対策や薬剤耐性菌のモニタリング、抗菌薬の適正使用に関する助言などが主な役割です。
グローバル化が進み、感染症は国境を超えて広がる可能性が高まっています。感染制御もグローバルな視点が必要になってきます。アメリカでは、今回のcovid-19に感染の可能性のある職業第一位が歯科医師で、第二位が歯科衛生士だという話しもあったのですが、なんとか今までクラスターも出さずに私の歯科医院もやってこれました。
今回のインフェクションコントロールドクターの取得は、『感染症は臓器にとらわれず、総合的な視点が必要で、実際の医療現場での必要なスキルと実践力を身につける必要がある』ことから、今後の歯科の立場に先駆けてのものです。