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『 国民皆歯科検診 』 検討開始へ  骨太方針 

政府が6月上旬にまとめる経済財政運営の指針「骨太の方針」に、全国民に毎年の歯科検診を義務付ける「国民皆歯科検診」の導入に向け、検討を始めた。歯の健康を維持して他の病気の誘発も抑え、医療費全体を抑制する狙いがある。 65才以上の高齢者は、自身の歯を多く残す人ほど健康を維持しやすく、入院回数が少ないことが明らかになっている。歯を多く残すには、歯周病などの早期発見と治療が重要になる。

https://www.youtube.com/watch?v=t5LPXd_ud-Y

このニュースに関するインターネットの投稿を見ていると、歯科業界の利権だとか、治療を無駄に促すだけだとかそういった声がとても多く、先進国でもまだまだ歯科医療の啓発が進んでいない事に驚きを感じます。歯科医療は、高次の機能回復だけでなく、口腔内の疾病を治療することで、全身疾患の予防や健康管理も行えるといった側面を持ってることがまだまだ知られていないようです。慢性疾患の増加に伴い、人工透析などで社会保障費が異常に膨れ上がり日本の医療財政は破綻しそうなことは以前より申し上げているとおりです。国が、『治療型』の医療から『予防型』の医療に転換しようとしていることは一目瞭然です。このHPを作成した目的の一つでもあります。

『治す』中心の医療から『防ぐ』『支える』医療への転換。

歯を抜いて食べ物が食べづらくなったご老人は必ず言います。

『もっと早くから歯を大切にしておけばよかった』って。

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