わかな歯科

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入れ歯の作る手順について

よく患者さんが、
「入れ歯を作るのにどのくらいの期間がかかるの?」
という質問を受けます。
なので、大まかな入れ歯作成の流れを書きます。
基本的に、口の中の型どりは2回行います。
 
①概形印象  
1回目の型どりをして、新しく作成する入れ歯の設計を行います。更に、この模型を使って、その患者さん専用の型どり用のトレーも作成します。
②精密印象
2回目の型どりは、実際に入れ歯を作成するための精密な模型を作るのに、筋圧形成といって口の周りの筋肉や解剖学的な目印を模型を形作リます。
 

③咬合採得
患者さんが入れ歯をかみ合わせたときの高さや、左右のバランスを模型に再現するために大変重要な行程になります。場合によっては垂直的な位置決めと、水平的な位置決めを別の日に行う事もあります。
 
 
 
 
④試適
この段階で入れ歯の歯が並んできます。入れ歯完成の一歩手前でワックスで出来た入れ歯です。これは、最終確認でもあるので歯の並びはもちろん、型どりの不備、咬合採得の不備もこの段階ではまだ変更が出来るので、この行程も大変重要です。
 
 
 
 
 
 
⑤完成
ようやく完成です。しかし、当たって痛いところや咬んで痛いところ、左右のかみ合わせのバランスが悪いところなどの調整を行います。
入れ歯を作る工程は大体5回くらい、期間は1~2ヶ月くらいかかります。口の状態によっては特別な検査や方法を追加するので回数や期間は少し増えることもあると思います。
 
 
 
 
再度言いますが、大事なのは入れ歯を装着してからの調整が重要で入れ歯に早く慣れるにはは細かい微調整がとても重要です。買ったばかりの靴は足にぴったり合ってるが故に靴擦れを起こします。入れ歯も調整してどんどん使うことで早く自分の臓器の一部として機能してくれます。
 

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